「戦いは三日間続きました。」と本は簡単に言うけれど
傷付き苦しむ彼らには
次の朝がどれだけ遠く遅かったことでしょう
戦い続けなければならなかった者達にとって
あの太陽はどれだけゆっくりと沈んでいったのでしょう

あの出来事の結末を知らなかった彼らには
どれだけ辛く不安な日々だったでしょう

「翌年」と本は一言で片付けるけれど
夜の暗闇に怯え、昼の太陽に焼かれる日々で
何を思い、また新しい明日を迎えたのでしょう
希望を失い、終わりの見えない世界で
何を信じて、「翌年」を待っていたのでしょう

今のこの辛く悲しい日々も、
いつかは三行に変わる日が来るのでしょうか？