詩とお話でひとやすみ
時折聞こえてくる声。これでも「励まし」って言うんでしょうか?
どっちかって言うと、前向きなんです。
辛い時もありますよね。
腹が立つ時もあります。
「人達」のお話。
ある区切り目にきたようです。
応援したりもするんです。
ある日の出来事。
応援したりもするんです。
応援したりもするんです。
こんな気持ち。
応援したりもするんです。
カエル
カエルはその日もまたいつもの様に
新しい住処を探して歩いていた
それまでに何度も池を見つけては
入ってみたがどうにも居心地が悪くなった

そこに馴染もうと努力をしたり
住むだけなのだと割り切ってみたり
前よりはましだと自分を慰めたり
仕方がないのだと我慢をしてみたりを
何度も繰り返しその場に住みつこうとした

小さい方が落ち着くだろうと
水溜りを見つけ入ってみたが
馴染む前に干乾びていった

大きければ気兼ねが無いだろうと
海に向かって進んでみたが
そこには入れないと言われてしまった

独りの方が気が楽だと
井戸に入って静寂を楽しんでみたが
その内やっぱり寂しくなった

ある日川で溺れた河童を見つけ
仲良くなろうかと話しかけてみたが
河童のプライドにカエルは合わないらしい

いつか綺麗なお姫様の口付けで
王子の姿に変われるのではと
夢を見ながら素敵な出逢いを待ったりもしたが
思ったよりカエルは現実的だった

何も上手くいかず落ち着かないまま
その日もカエルは旅を続けていた
時折諦め蹲るカエルを見ては
腐りゆく姿に頭を振って
「必ず見つかる」と唱えながら

ふつうの生活の中で
おねえちゃんと7人のこどもたち
一行もの
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