あれからどれだけ時が経ったのか なにをどうやってここまで来れたのか 今はまだ怖くて考えることも 懐かしさに浸る余裕もないけれど あのベンチにはもう座っていないと 影を見ながら初めて気がついた
肩を落として俯いたままの 「がっかり」姿の私の影が 希望の色をそっと放っていた