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ある区切り目にきたようです。
ガラス瓶
空になったガラス瓶を見つめ
何が入るのか想像してみる
「何でも入る」その曖昧さに
胸をときめかせ心躍るには
どうも年をくい過ぎたらしい
今更空の瓶を渡されて
「好きなようにして良い」のだと
恩着せがましく言われても困る
空になった瓶を覗き込んでは
何を入れられるのか思案してみる
理想の中から何か見つけようと
埃だらけの箱を取り出してみるが
錆付いてなかなか蓋が開かない
遠い昔に鍵掛けた箱の
中身が瓶の中でどう見えるのか
それさえ不安で入れる物に困る
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