詩とお話でひとやすみ
時折聞こえてくる声。これでも「励まし」って言うんでしょうか?
どっちかって言うと、前向きなんです。
辛い時もありますよね。
腹が立つ時もあります。
「人達」のお話。
ある区切り目にきたようです。
応援したりもするんです。
ある日の出来事。
応援したりもするんです。
応援したりもするんです。
こんな気持ち。
恋しい思いを綴ってみました。
あなたの欠点
手の届かないあなたを思い
必死に欠点を並べあげてみた
ちっとも社交的になれないところとか
異常に無口で訳が分からないのとか
あの日臭かったのはあなたの足だろうとか
思い当たる事を並べあげては
他にも良い奴がいるだろうと
何度も自分に言い聞かせてみた

苦労の結果 見つけた欠点を
いくつもまとめて持ち歩いてみた
良くない相手だと自分に言い聞かせ
「どうして好きなの?」と自分に問い
答える前に欠点を唱え上げていると
少しずつ心が遠ざかっていくようで
その調子だと自分の背中を押した

あなたを忘れかけたような気がして
少し安心して曲がった角に
あなたがぼ〜っと突っ立っていた
私をみてちょっと笑いかける姿に
集めた欠点が散らばり落ちるのを感じ
慌てたが拾う理由が思い出せなかった

振り出しに戻り また欠点を書こうと
溜息まじりに考えてみたが
あなたの笑顔しか思い出せない
白い紙に浮かぶ顔を掻き消す為に
唯一思い当たる欠点を大きく書いた

「私の計画を台無しにした」

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