「ごめん 何もしてやれなくて」
そう言って あなたは俯いていた
あなたは何も悪くもないし
間違ってもあなたを責めたりしない
それでもあなたは「助けられない」と
悔しそうに拳を握り俯いていた
私の涙がこんなにもあなたを
苦しませる事になってしまうなんて...
世界中の人が全て敵に回り
私自身が私を嫌いになったとしても
あなただけはずっと私を好きでいてくれる
そんなあなたが私の抱えた痛みを
自分の事以上に感じ苦しんでいる
私の苦痛の原因が何であっても
こんなにあなたを苦しめる価値なんてないよ
ごめんね あなたが一緒にいるだけで
本当は私はいつも絶対大丈夫
「可哀相」だと言って悲しんでくれる
そんなあなたが傍にいてくれるだけで
私の痛みはずっと和らいでいくから
泣くのはもうこれでお終いにしよう
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