人生なんて天気の様
祈っても望む天気にならなくて
天に見放されたと落ち込んでみたり
祈った時たまたま天気が変わり
願いが叶ったと感謝をしたり
まるで天気が私の声を
聞いているような気持ちでいるけれど
実は天気は気ままにしているだけ
私の存在など気付いてはいない
ちっちゃな私は天気を操ることに
無駄な労力を使ってしまうより
気まぐれな天気の訪れに上手く
対応出来るよう準備をした方が
ずっと効率の良い生き方だろう
恋愛なんて天気の様
丁度良い時に丁度良い天気が
丁度良い具合に訪れてくれれば
それはとても素敵な日々で
バラ色の生活を楽しめるけれど
ちょっとタイミングを外してしまい
望みとは違う天気が続くと
それは何よりも厄介な事で
なんとか逃れられないか悩む
不器用な私はどんな天気が
どんな状況で訪れたとしても
必ず上手くタイミングを外し
可愛い長靴も素敵な傘も
使えず今日もずぶ濡れで歩く
私もなんだか天気の様
明るく暖める晴れた午後や
雨の様に優しく触れられる時は
とても自分でいるのが心地良く
嬉しくて私が好きになるけれど
手に負えない程荒れる時が来ると
手当たり次第に被害を及ぼして
後片付けが大変で困ってしまい
自分が嫌で仕方なくなる
もし少しでも理解出来るのなら
対処のしようもあるのだけれど
何年自分と付き合ってみても
単純なのかそれとも複雑なのか
それさえいっこうに検討が付かない
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