あなたの瞳の奥に広がる
静かな湖にとてもよく似た
澄んだ空色の石をあなたがくれた
あなたの瞳と同じ優しさを
柔らかく放つその小さな石は
私の悲しみをそっと吸い込んでくれる
無数の運命を黙って見守るという
理不尽な使命を背負ったあなたは
この世界の誰よりも辛いだろうに
その影など微塵も私には見せず
私の愚痴をずっと聞いてくれた
愚かな過ちを繰り返す私を
あなたはいつも優しく迎え
怒りも悲しみも一身に受け止めて
後悔もわがままもおとなしく聞いて
新しい旅立ちへと送り出してくれた
「次に会う時まで」 そう言いながら
あなたが微笑んで差し出してくれた
この天青石がこの旅の連れとなり
握ると流れる澄んだ冷たい空気が
私にあなたの優しさを思い出させる
「次に会う時まで」という約束と共に
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