現れては消える無数の星達に
触れることも出来ず見つめる日々に
今はもう慣れてしまっているよと
何度も繰り返し心で唱えるけれど
この痛みを決して癒してはくれない
あの無邪気な笑顔が消えていくのを
成す術も無くただ見つめながら
いつかはこんな日がやって来るのだと
時代への憎しみに目を閉じ俯いた
やり場の無い憎しみに硬く瞼を閉じた
でも結局はこうして海辺に佇み
遠ざかるプロペラの音を聞いている
あなたを最後までこの目で見つめている
それしか私にはしてあげられないから
ごめんね それしかしてあげられないの
ほら遠ざかる光が強くなっていく
そろそろ終わりが近づいているのね
燃え尽きる寸前はあまりにも美しく
瞳の奥にいつも火傷を残す
いつまでも消えず痛む火傷を残す
現れては消える無数の星の
一つにあなたは今日なってしまい
私の瞳の奥に残された
火傷だけがあなたが生きた証として
私の心をいつまでも焼き続ける
あなたがここにいた確かな証として
いつまでも私の心を焼き続けている
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