弱虫な私と 欲張りな私は 諦めの旗を あちこちに立てて 言い訳紛いの 言葉を唱え 一時だけの 安らぎを求めて また後ろ向きに 一人歩いていた
「もう一度だけ...」 そう呟く度に 私の顔が 心の底で 溜息混じりに 首を振っていた